法文学部言語文化学科の卒業生が第一回「中村元東洋思想文化賞」奨励賞を受賞しました

公開日 2015年12月25日

 島根大学法文学部言語文化学科の卒業生である庄司勝利さん(H27年3月卒業)の卒業論文「「偶然」に見出す意味-「偶然-必然」という繋がり」が、第一回「中村元東洋思想文化賞」奨励賞を受賞しました。

 中村元東洋思想文化賞は、インド思想・仏教学研究で極めて著名な故・中村元氏にちなむもので、東洋思想・文化の研究を志す大学生・大学院生の優れた論文を広く顕彰し、今後の研究を奨励することを目的とし、今回新たに開設された賞です。

 庄司さんの論文は、日本の著名な哲学者・九鬼周造がその代表作の一つである『偶然性の問題』で展開した理論を踏まえ、「『単なる偶然に過ぎない』とも言えそうな出来事に人が自分にとっての深い意味を見出すことがあるけれど、人と出来事とのそうした結びつきはどのように説明できるか」を考察したものです。九鬼の理論を読み解いた上で、自らが抱いた疑問に説得力ある解答を与えた、と評価されての受賞でした。

 学生の卒業論文がこのような形で表彰されるのは、同じ大学の者としてとても嬉しいことです。また、学生の皆さんにとって大いに励みになるでしょう。

 syouji4.JPG 手前右が庄司さん

 

syouji2.JPG 授賞式での挨拶

 

syouji3.JPG 受賞者全員並んでの記念撮影、右から三人目が庄司さん

 

 

    

 

  

   

   

   

 

 

  

 

 

 

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