浜田 幸絵

浜田 幸絵(ハマダ サチエ) HAMADA Sachie

  • 准教授
  • 言語文化学科 哲学・芸術・文化交流研究室
  • 大学院 社会創成専攻 人文社会コース

主な研究テーマ

 私は、メディア・イベントとしての近代日本のオリンピックの展開について、ナショナリズムやインターナショナリズムといった観点から研究を行ってきました。そこから派生して、1920年代から30年代にかけてスポーツを行った女性たちにどのような視線がむけられていたのか、戦時下の日本および日本の支配下にあった地域でどのような国際交流のイベントが行われていたのか、などについても研究を進め、いくつか論文を発表しています。近年は、新しいメディア・テクノロジーとスポーツ・イベントとの融合についても関心をもち、オンラインで自転車乗りを楽しむ「ヴァーチャル・サイクリング」に関する研究にも取り組んでいます。

担当講義

文化交流論概論、文化交流論講義IV、文化交流論講義V

 

受験生へのメッセージ

 私の授業では、文化、異文化、コミュニケーション、メディアといったテーマについて、時には、理論的に、時には個別具体的事象を取り上げて考えていきます。大学での学びは、答えが簡単には見つからないことがほとんどです。そのことに戸惑うこともあるでしょうが、自分なりに取り組むことで、複雑化する現代社会を的確に捉え、物事を柔軟の発想で考えることができるようになると思います。島根大学で一緒に勉強できることを楽しみにしています。

 
 

自己紹介

誰もが知るイベントや有名人も、それを伝えるメディアがなければ、私たちはその存在を知らずに生活しているはずです。私たちが今知っていることの多く(世界の遠く離れた場所で起こっている出来事やそこで生きる人々を含めて)は、実は、メディアのつくりだした「イメージ」そのままであったり、それに大きく影響されたものであったりします。「イメージ」は「現実」とは違うものですが、「イメージ」に基づく私たちの行動は「現実」に跳ね返ってきます。これは、私が大学院で「コミュニケーション学」という分野の勉強をし始めた頃に、初めて聞いた話なのですが、今でも、私が日々物事を考え行動していく際に大事にしていることです。なるべく先入観を持たずに、周囲の世界を眺め、学問をしたり他者と接したりしていきたいと思っています。

 

連絡先

詳細な研究者情報は島根大学教員情報検索システムのページへ