村瀬 俊樹

村瀬 俊樹(ムラセ トシキ) MURASE Toshiki

村瀬教授の顔写真

  • 教授
  • 社会文化学科 現代社会コース
  • 大学院 言語・社会文化専攻 社会文化コース

主な研究テーマ

 言語発達・認知発達が主な研究のテーマです。私たちが、母語である日本語をどのようにして獲得していくのか、その仕組みを実験や観察を行って明らかにしています。

担当講義

心理学演習B、発達心理学研究Ⅰ・Ⅱ、発達心理学実験実習、心理学基礎実習、人間行動情報論B、心理学概論Ⅱ、心の形成、発達心理学実験実習、心理学演習、心理学特殊講義ⅡA・B、心理学特別実習A・B

 

受験生へのメッセージ

 人の心の成り立ちに関心のある人、子どもや赤ちゃんに関心のある人、発達心理学を学んでみませんか。心理学は人について「科学的に」研究する学問です。「科学的に」というのは、客観的な根拠をもとに筋道を立てて答えを出していくということです。
 私たちの身の回りには不思議なことがたくさんあります。犬のことをどうして「いぬ」と言うのか、文字が読めるようになるのはどうしてか、ミミズは生きていてロボットは生きていないとどうして思うのか、子どもはどうして「大きくなったら○○レンジャーになりたい」と考えるのか・・・など、私たちが当たり前のように考えていることの成り立ちの仕組みを改めて考えてみると、わからないことがたくさんあります。それを解明するプロジェクトに参加してみませんか。きっと、みなさんにとっての世界が広がりますよ。

 
 

自己紹介

  あたりまえのように母語を獲得する人もいれば、母語の獲得に困難を示す人もいます。あたりまえのように何かができるようになるのはどうしてか、何かができるようになるのに困難を示すのはどうしてか、そういったことを解明しようと、母語の獲得を中心にして研究をしています。
 学生の時に、保育園や幼稚園などで、赤ちゃんや子どもたちと遊んだり、観察をしたりして、多くのおもしろい言動を発見しました。たとえば、1歳児も自分のマーク(くまの顔など)が書いてあるふとんを見ると、それにほおずりして安心して寝ころびます。自分(の領域)の認識って、こんなふうに始まっているのですね。こんなエピソードが、研究の背景になっています。
 島根大学に来てから、日本と米国の親子のやり取りの共通性と違いを研究するプロジェクトに参加し、文化の違いが人の心の成り立ちに及ぼす影響に関心を持ちました。たとえば、米国の親子が絵本を見ているときは「What’s that?(これなに?)」のように親が子どもに質問をすることが日本の親子よりも多く、逆に日本の親子は「ねえ、きりんさんだねえ」のように相手と自分の間での共有を確認することが米国の親子より多いことがわかりました。こういった経験の積み重ねが、私たちの心にどんな影響を及ぼすのかというのが、現在も追い続けている研究テーマです。高校生の頃から、いろいろな所へ旅行をするのが好きだったからかもしれませんが、世界に目を向けると心が伸びやかになりますよ。

 

連絡先

E-mail:t-murase(a)soc.shimane-u.ac.jp  (a)は@に置き換えてください
個人HP http://www.ipc.shimane-u.ac.jp/psy/murase/index.html
詳細な研究者情報は島根大学教員情報検索システムのページへ