学部長便り2013年7月号 「卒業生」と飲む 

公開日 2013年07月09日

  6月22日に、大阪で開催された「島根大学文理学部・法文学部同窓会 大阪支部会」の総会に行ってまいりました。長い名前ですが、要はうちの学部の卒業生が作る同窓会の関西地区大会ですね、ホテルでの懇親会ですのでゲストの私は挨拶させられたうえ、たくさんお酒をつがれました。卒業生といっても私より年上の大先輩もたくさんおられて、木造校舎時代の懐かしいお話もたくさん聞かせていただきました。昔は学生数も今よりずいぶん少なく、歴史学教室の卒業生の方は、先生が4人に対して学生は1人だけだったそうで、どの授業も先生との個人授業で居眠りができなかったそうです。大教室の講義がうらやましくて、あんなのに出てみたいなあと思っていたとか、今とずいぶん違いますね。

   しかし同窓会に出るたびに強く感じるのは、卒業生のみなさんが島根大学時代を懐かしそうに、そして楽しそうに語ってくれるなあ、ということです。どういう風に仲間とお酒を酌み交わしたか、というのもよく出る話題です。今回も四五人の方が頭をひねって何かを思い出そうとしている場面に出くわしました。聞いてみると、松江大橋のたもとにあったボロボロのおでん屋の名前が思い出せないとのこと。下宿で飲むのでなく、少し奮発して外に繰り出す時によく通った店らしいです。小さなあばら家みたいな店で、でもおでんがおいしくて、大学まで雪の中をよく歩いて帰ったものですよ。私は聞いていて、それは「庄助」の事だなと分かったので、「庄助でしょ。今でも大橋のたもとにありますよ、今はきれいな建物になってますけど」と教えてあげたところ、それから二十分ほど庄助ネタで盛り上がりました。

   今年は、日本各地で同窓会の支部総会が開催されます。大阪を皮切りに、6月は広島支部、9月は東京支部、11月は博多で九州支部総会と目白押しです。私は、東京には日程の関係で参加できませんが、それ以外はすべて出席します。私も長く教員をやっているので、ゼミの卒業生の数がたくさんになってきました。文字通り北海道から九州まで日本各地に教え子がいます。ああ中華人民共和国や大韓民国にもいます。松江近辺の卒業生には会う機会もあるのですが、遠いところの人とはめったにあえません。この記事を読んでいらっしゃる広島・九州地方のわがゼミ生の皆さん、また私にご連絡ください。同窓会とは別に飲み会をいたしましょう。卒業生というと、最近はFacebookやLineという便利なものがありますね。私もやっているのですが、そのおかげで随分長い間連絡していなかった卒業生たちと再び連絡をとりあうようになりました。そちらにも随時大学の情報を流して懐かしがっていただいております。まだの方はご連絡ください。「お友達」になりましょう。

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