学部長便り2015年1月号 卒論提出の一日

公開日 2015年01月23日

 先月に引き続き、今月もまた下旬となってからの学部長便りになってしまいました。とはいえ、遅れたおかげで、1月らしい話です。
 そう。大学の1月といえば、何と言っても卒論提出がメインイベント。4年間の大学教育の総まとめですから大切です。そんな卒業論文の提出締め切り日の様子をご紹介しましょう。

 下の左写真は、学生研究室で執筆の仕上げをしている様子。法文学部にはこのような学生研究室が多数あるのですが、卒論提出前は夜遅くまで満足のいく卒論にしようと頑張っている学生さんたちの姿が見られます。
 右写真は、最終チェックを受けている様子です。右側に座っているのが卒論指導の教員。芸術学に関する卒論のようです。机の上には、完成した卒論を綴じるための黒表紙や、表紙にタイトルを貼り付けるためのステック糊も見えています。先生の笑顔からすると良い出来のようです。

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 卒論原稿が完成したら、主査、副査、自分用にコピーです。時計が見えています。提出締め切りは5時です。ガンバレ。
 既に提出した仲間の指導を受けながら、提出原稿にパンチで穴あけして、黒表紙に紐綴じします。こちらは社会学の学生さんですね。彼の卒論タイトルは「支援活動を行う音楽家の意識と社会的役割」。ギター少年だもんな。そうそう、泊まりがけで行ったフィールドワークの夜には、一緒にブルースを弾いたよな。

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 ここは学務課の法文学部担当のカウンター。左写真の学生さんたちは、「卒業論文調査票」という審査教員が捺印する紙を表紙裏に糊付けしています。
 そして、いよいよ提出。めでたい風景ですね。

写真3 

 みんなそれぞれ関心のある問題を探求し、これまで培ってきた学問的知識を手法を駆使して、一本の論文として完成させていきます。本当にお疲れさまでした。長い時間と、幾多の苦労を重ねた卒論執筆。きっと、とても大切なものを身につけたはずです。そして、ここで論じた問題は、それぞれの人にとって一生関心を持ち続けるテーマとなるでしょう。

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 上は、提出後の笑顔です。今夜は近くの居酒屋に打ち上げだそうです。春には卒業し、社会人になります。

 そして今、私の机の上には、主査用・副査用あわせて12本の卒業論文があります。社会学の学生さんたちの論文です。アニメ産業の話、コミュニティーやIターンの話、LINETwitterの話、清掃業の話、ジェンダーの話などなど、さまざまなテーマの論文です。ひとり一人の社会学です。
 思いが籠もった卒業論文、大切に読ませて頂きます。

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