学部長便り2015年2月号 退いて行く冬の足あと

公開日 2015年02月25日

 「揺さぶりをかける」という言葉があります。弱者が強者の隙を狙っている感じ。まだまだ寒い日もあるけれど、寒気も居座ることを止めました。春が揺さぶりをかけています。 

 四季は下図のようなイメージで、谷底の冬と頂上の夏は比較的平らです。一方、両者を繋ぐ春と秋は登りと下り。変化こそが季節の正体です。なれば、この揺さぶりの感じは春の訪れと言えそうです。

写真1

 2月は短いのです。ボヤボヤしている間に2月もだいぶん過ぎて、そんな季節の曲がり角までやってきました。 

 下の写真は、大学横のスーパー「みしまや」裏で撮りました。水分の多い雪は、踏まれると足の裏の周りにグニュリと盛り上がります。雪が融けていくとき、その盛り上がり部分が残ります。退いて行く冬は、こんな足跡を残すのです。 

写真2

 短い2月だから、学部長便りも短く。もう春ですね。

 

 

お問い合わせ

法文学部