岩本 崇

岩本 崇(イワモト タカシ) IWAMOTO Takashi

  • 准教授
  • 社会文化学科 歴史と考古コース
  • 大学院 社会創生専攻 人文社会コース

主な研究テーマ

  • 古墳時代における青銅器の生産・流通・消費にかんする研究
  • 物質資料の「伝世」「復古」の考古学的研究
  • 弥生時代から古墳時代の集団形成と集団関係の研究
  • 文理融合による考古学の学際的研究
  • 近代の戦争遺跡と公共考古学

担当講義

古代出雲の考古学、考古学特論、考古学演習、考古学実習、歴史と考古総合セミナーなど

 

受験生へのメッセージ

  みなさんは考古学にどのようなイメージをお持ちでしょうか。発掘調査によって遠い過去のことを研究する学問とお考えの方が多いのではないでしょうか。考古学は、物質資料を介して過去の人類と社会を明らかにする学問であり、その方法は近現代の社会を考えるうえでも適用することができます。資源、環境、災害、ジェンダー、家族、権力、戦争、国家といった現代社会の普遍的な課題にも考古学からのアプローチが可能です。島根大学で考古学を通した新たな学びを実践してみませんか?

 
 

自己紹介

 私は奈良県出身で、少年時代を遺跡が身近にある環境で過ごしました。東京の大学、京都の大学院で考古学を学び、兵庫県の私立大学にある研究所で6年勤務したのち、2009年に島根大学法文学部に赴任しました。これまでに関東・東海・近畿・山陰などの各地の古墳を中心とした発掘調査にかかわってきました。

 島根県は弥生・古墳時代における重要地域であり、その歴史の解明には考古学が不可欠であることから、日々やりがいを感じながら研究を進めています。考古学の実物資料は、過去人類の息づかいを感じさせる点が魅力的であり、徹底的な実物観察を通した研究に没頭しています。

 

連絡先

E-mail:iwamoto@soc.shimane-u.ac.jp
詳細な研究者情報は島根大学教員情報検索システムのページへ