公開日 2025年08月29日
この度、法文学部社会文化学科の岩本崇准教授が 第37回 濱田青陵賞を受賞しました。
この賞は、我が国の考古学の振興に寄与する目的で、顕著な業績のあった新進の研究者や団体を広く選考し表彰するもので、大変著名な賞です。
受賞の理由は、「三角縁神獣鏡を軸とする古墳編年の構築と地域史の実証的研究」ということで、古墳時代の三角縁神獣鏡について考古学研究の最も基礎的かつ重要な徹底した実物観察と資料化を長年にわたって進められ、それらを基にした新たな古墳時代史の展開を描き出されています。
また、山陰地域の古墳時代研究においても積極的な調査を進められ地域に根を下ろしつつも日本列島の諸地域や朝鮮半島、中国大陸の考古学にも目を配った広い視点からの山陰地域史の評価にも取り組まれています。
そして、数多くの学会・研究会で考古学調査・研究、現代社会における考古学の役割に関する活動にも大きな役割を果たされています。特に本学が文部科学省の補助を受けて取り組んでいる先鋭研究領域創出プログラム「考古学を核とした青銅器・青銅器文化・金工技術研究の国際的拠点形成」においても主導的な役割を担っており、鏡をはじめとする青銅器に対する理化学的分析も加味した今後の研究成果が期待されます。
(岸和田市HP報道発表「第37回 濱田青陵賞受賞者の決定について」https://www.city.kishiwada.lg.jp/page/hamada-2025.html)
これまでにも岩本准教授は、2022年に日本最大の考古学学術団体である日本考古学協会から著書『三角縁神獣鏡と古墳時代の社会』(六一書房、2020年)に対し第12回日本考古学協会賞大賞を受賞されており、今回の濱田青陵賞受賞は長年にわたる実直な研究の成果と今後の活躍に対する期待が改めて評価されました。
なお、授賞式式典、記念シンポジウムは9月21日(日)に岸和田市内で開催される予定です。