小林 亜希子(コバヤシ アキコ) KOBAYASHI Akiko
- 准教授
- 言語文化学科 英米言語文化研究室
- 大学院 社会創成専攻 人文社会コース
主な研究テーマ
理論言語学(統語論)
担当講義
英語学講義、英語学応用演習、英語学基礎演習、英語運用演習(表現)、英語運用演習(音声)、生成文法入門、英語学特殊講義
次の会話で、Bさんはコソアのどれを使うべきでしょうか?
A「山田君を知っていますか?」
B「いいえ、{こ・そ・あ}の人は誰ですか」
次の文の「自分」は太郎、花子のどちらを指すでしょうか?
「太郎は花子に自分の写真を見せた」
「太郎は花子に自分の写真を見させた」
みなさんが日本語母語話者なら、答えは簡単に分かりますよね。でも、「どうしてその答えになるのか」を、外国人に説明できるでしょうか?
母語話者の文法知識はほとんどが無意識的なもので、文法書はそういう「無意識の文法知識」を何とか言葉にしようとする文法学者たちの苦心の結晶です。従って、文法書にあることは決して正解ではなく、記述が文法書ごとに異なることも珍しくありません。
英語の文法書も同じです。高校までは、英文法書の記述を「正解」として丸暗記するのでしょうが、大学の英文法の授業では文法書を批判的に読み込み、説明の矛盾や問題を明らかにし、英語母語話者の英語感覚が本当はどのようなものかを推理していきます。謎解きが好きな人にはおすすめの授業です。
島根に来て、「日本酒ナビゲーター」という資格(?)を取りました。自分をナビゲートしてばかりですが… 島根はお酒も食べ物もおいしくてすばらしい!
山登りや温泉めぐり、旅行も好きです。
連絡先
akiko.kobayashi.2005[A]soc.shimane-u.ac.jp
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