NHKアナウンサーによる就職支援セミナーを開催しました

公開日 2019年02月21日

 

 去る24日、法文学部就職委員会・法文学部後援会主催で「就活準備・総チェックセミナー」を実施しました(参加者数:11人)。講師は、二年前からお世話になっているNHK日本語センター・エグゼクティブアナウンサーの合田敏行さん。かつて「ひるどき日本列島」等、様々な番組を担当され、現在は企業研修や学生研修の分野で活躍されている方です。

 本セミナーの狙いは、大きく二つあります。一つは、就職活動に必要な事柄を総ざらいすること、いま一つは、プレゼンテーション能力を高めること、です。そのため、セミナーでは、就活に臨むそもそもの心構えから、エントリーシートの書き方や面接での話し方といったスキルまで、幅広く扱って頂きました。例えば、次のようなことをご教示いただいたところです。採用者がみるものは「能力・熱意・適性」、したがって、それに対応するため事前に準備すべきテーマは3つ(志望理由、自己PR、学生生活で力をいれたこと)、志望理由では「きっかけ」より「やりたいこと」を書くべき、自己PRでは「聞こえのいい言葉に自分をあてはめない」、自分の話し方(トーン、間、発音の明瞭さ、口癖など)をよく知る、等々。

 本セミナーのなかで最も特筆すべきは、やはり「模擬面接」でしょう。なんと参加者一人一人のその様子を録画し、それを再生しながら懇切丁寧にご指導いただけるのです(途中退席せざるを得ない学生にも、急遽プログラムを変更してまでご対応いただきました!)。しかも、合田さんは、それぞれの志望先(例えば、○○市役所、△△業界など)にあわせた面接官に扮されます。いきおいリアリティも増し、学生の緊張感も高まります。そんなピリっとした(しかし、指導はとても温かい!)雰囲気のなか、次のような指摘がなされていました。背筋を伸ばす、間をあけよう、もっと自信を持って、声のトーンをもう少し高く、ディテール(細かなこと)ばかりを先に話さない、時間切れになるのはもったいない(面接官が聞いてくれるもの、と勝手に期待しない)、等々。この指導は当該学生に対して個別になされるのですが、参加者全員の前で行われますので、つまり、人のやりとりも見ることができますから、各人の学びもより広く深いものになったと思われます。

 最後に、報告者の感想を一言にして尽くせば、このセミナーは決して「就活」対策にとどまらない、ということです。例えば、授業での報告や論文の作成等にあたってはもちろん、日常生活のいろいろなシーンで役立つ示唆が多く含まれていました。逆に言えば、結局、普段の一日一日をどう過ごしているか、が「就活」でも問われるのだろう、ということでもあるわけです。そんな当たり前のことにも改めて気づかせていただきました。参加者には、是非とも今回学んだことを日々のなかで実践していってもらいたいと思います。 

 文責:法文学部就職委員 毎熊浩一

 

 

 

 

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