キャリアプランニング第3回 開講しました!

公開日 2019年04月25日

 424日、教養2号館604教室にて法文学部2年生向け専門科目「キャリアプランニング」第3回が開催されました。
 今回は、経済政策を専門とする飯野公央先生(法文学部法経学科)をお招きして「日本経済の構造変化と雇用」というテーマでご講義いただきました。まずは、講義の冒頭で、ルービックキューブをあっという間に完成させるロボットの映像を見て多くの学生が衝撃を受けました。そして、飯野先生は、日本的モノづくり産業を前提とした雇用慣行(終身雇用、自社による人材育成、年功序列賃金、一括採用)は、右肩上がりの成長のもと労使双方にとってメリットがあったため維持されてきたが、企業活動のグローバル化、国際分業化、情報技術の発達(IT革命、AI進化)など産業構造の変化に伴い雇用慣行の変化(脱・終身雇用、即戦力調達、通年採用)を指摘されました。
 また、このような構造変化・転換が迫られている日本経済において、多様な発想力、アイデアを生み出すために、専門的なスキルばかりでなく、基礎的な能力・教養を普段の授業を通じて修得することの重要性も指摘されました。
〔受講した学生の感想〕
・現代の企業がどのような人材を欲しているのか、深くまで考えるきっかけになりました。
・グローバル化や人工知能の進出などによって労働や雇用にも影響が及んでいることを具体的な情報やグラフによって様々な面から知ることができました。
・急激に変化する社会のなかで労働をしていかなければならないということがわかりました。そのため今の大学生活において教養知識をしっかり付けることが重要だと感じました。

  

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