考古学技術実習の一環として石見銀山遺跡仙ノ山地区の発掘調査を行いました

公開日 2019年11月01日

 

 法文学部考古学研究室では専門科目『考古学技術実習I・II』の一環として毎年、島根県内にある遺跡の発掘調査を実施しています。2016年からは島根県大田市教育委員会石見銀山課の協力を得て、石見銀山遺跡の発掘調査に参加しており、今回で4年目になります。
 今年は92日から14日にかけて合宿生活をしながら、石見銀山遺跡のなかでも最も高い地点に該当する仙ノ山地区の発掘調査に参加しました。
 事前に大学内で調査器材の扱い方などを勉強してから発掘調査に参加しますが、実際に地面を掘って遺構・遺物の検出を行うのはこの時が初めてです。
 9月になったとはいえまだ厳しい暑さが残る中、発掘に参加した学部23回生の15名にとって全てが未知の経験で戸惑うこともあったと思いますが、考古学研究での発掘調査の難しさと重要性を実感できたと思います。
 今後は発掘調査で出土した遺物の整理、報告書の刊行に携わって調査成果の公表を目指しますので、これからも皆様に多くの関心を持っていただければ幸いです。
 今年もこうして石見銀山遺跡の発掘調査に参加できたのも大田市教育委員会、地元大森町の方々、栄泉寺の関係者皆様のご理解とご援助のおかげです。あらためて深く感謝いたします。(社会文化学科 平郡達哉)

 
     発掘調査の様子        発掘調査現場でのミーティング 


   宿舎でのミーティング

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