法文学部国際交流イベント 第10回ワールドカフェを実施しました

公開日 2022年05月13日

 今回は,昨年タリバン政権が復活したことで,身の危険を感じて家族とともに日本に避難したアフガニスタンの方たちを迎え,今の生活の状況などを語っていただきました。かつて留学生として日本の大学にいたことがあったということが縁で来日できた方々なのですが,避難はできたものの,これからの生活の見通しが立たず,不安な毎日を過ごしているということを述べられました。たとえば,在留カードもなければ,健康保険もなく,就労もできず,子どもは学校に行けない・・・といった状態で,しかも日本に滞在できる期間が限られているということです。私たちは,日本という国が,外国から避難してきた人びとに対して十分な支援を行なっていないことを知りました。知った以上,私たちは,そ れを何とかしなければならない・・・。今回お話しいただいた方が引用していた古いペルシャの詩の,「人びとは互いが身体の一部」「もしあなたが人の痛みを共に感じぬなら「人」という名を保持してはならない」という節がずっと心に残っています。

 

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