夏休みまであと1ヶ月足らずとなった7月19日（火）、「ブラックバイトで悩む前に～労働法の知識があなたを守る～」と題した労働法のセミナーを公開しました。
　島根大学では大学生活に慣れた1年生夏休み以降にアルバイトを始めるよう推奨しています。そこで、法文学部就職委員会では、島根労働局や学生にアルバイト情報を提供している島大生協と連携し、知っておくべき労働法の基礎知識について毎年セミナーを開催しています。
　大学入学を契機にアルバイトを始める学生が少なくありません。しかし、アルバイトを始めてみると「あれ？はじめと話がちがうぞ」「シフトが急に変更され講義に出られない」といったことが起きたりします。
　今回は島根労働局労働基準部監督課長の濱崎雄俊氏を講師に、また新型コロナウイルス感染防止のため、聴講期間を設けて、オンデマンド方式での開催となりました。セミナーでは、労働局に実際に持ち込まれた過去の事例を演習問題として交えながら、労働関連法令のポイントや、トラブル事例、各種相談先について、具体的にご説明いただき、大変参考になる講義内容でした。
　学生からは「具体的なトラブルの事例も挙げて説明していたことが、とても想像しやすく分かりやすかった」「相談先の案内もあったので安心感が増した」「アルバイトでも労災を使えたり、条件がそろえば有休を取得できたりする、ということを知らない人も多くいると思うので、この講義で知ることができたのは良かった」などの感想が寄せられました。

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