法文学部2年生向け専門科目「キャリアプランニング」第３回をオンデマンド形式で実施しました。

　今回は、大学教育センターの岩瀬峰代先生から「自分の物語－想像力を大切にする」をテーマに講義していただきました。 岩瀬先生からは「キャリア」は人それぞれ個々人が作りだす「人生そのもの」であるとお話しいただき、自らがどのような人間なのか、どのように働きたいのかという点についても、「アナロジー思考」＝想像力を使って自身の可能性を広げることが重要であると指摘されました。

　受講生の皆さんは、それぞれが考える「自分の物語：ヒーローズジャーニー」を書き上げました。そしてそれらを受講生で共有し、他者の考えも知る機会を得ました。単なる仕事としてのみキャリアを考えるのではなく、自身の生き方も含めて考えるきっかけとなりました。

　今回のオンデマンド授業では、授業全体を四分割した音声ファイルとともに、スライドと資料のPDFファイルが提供されました。受講生は、これらのファイルを用いて、田中先生の説明を聴きながらスライドや資料を確認していくという形で受講しました。

〔受講した学生の感想〕

・「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」という言葉が一番印象に残った。今思い描いている自分の将来についても、その通りに行くことができないことが当たり前であり、失敗も多く起こってしまうことは当然であるから、一つ一つに挫けず、前向きに生きていこうと思った。そして自分自身の一種の物語として考え、自分しか体験できない経験をこれから積んでいこうと思った。
・キャリアについて考える際は、いつも自分の好きな物事や気になっている職業から繋げて考えていたが、アナロジーを将来の自分自身のキャリアに当てはめて考えることで、今まで見えていなかった世界まで見ることができ、大学２年ということで将来のことに焦って自分の将来の選択肢を狭くして絞って考えようとしていたが、一度広い視野で考えて見ることも効果的なのではないかと感じた。

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