学部長便り2011年9月号

公開日 2012年09月04日

9月号 「録画」と「再生」

 今年も8月に島根大学のオープンキャンパスを開催しました。年々来てくださる方が増加傾向にあり、今年度は2日間で約2100名もの来場者がありました。北は青森県から南は沖縄県まで、本当にたくさんの高校生に来ていただきました。楽しんでいただけたでしょうか。オープンキャンパス以外にも、各高校からの大学訪問が増えてきており、法文学部では現在9校約200名の高校生が来校する予定です。これだけたくさんの方に来ていただく以上は、現在もさまざまな企画を用意しているのですが、大学の様子や学生生活が分かるようなイベントをもっと工夫しなければなりませんね。宿題とさせていただきます。

 さて、今年は地上デジタル波元年ということで、多くの家庭でテレビの買い換えなどを行われたのではないでしょうか。我が家もテレビを買いました。ついでにブルーレイにしたのですが、これまでせっせと撮りためてきたビデオテープが見られなくなりました。思い出の記録ですので、暇にまかせてビデオをブルーレイに保存し直しております。膨大な時間のかかる作業なのですが、おかげで、随分古い映像を久しぶりに見ることになり、結構楽しんでおります。

 私の趣味は、映画鑑賞と女子バレーボール観戦なので、ビデオの殆どはその2種類です。

昔のプレミアリーグの試合を見直しているのですが、もはや引退してしまった懐かしい選手がプレーしており、感慨ひとしおです。女子バレーの世界は熾烈なレギュラー争いや故障のせいで選手生命は短いのです。ずっとベンチプレーヤーのまま数年で引退する選手も多く、そのような選手のかつての姿を確認しながら、彼女達は今どこで何をしているのだろうかと気がかりでなりません。現役時代同様、元気な笑顔でいてくれることを祈るのみです。「メグ・カナ」と呼ばれた栗原恵と大山加奈も映像の中では新人プレヤーとして大活躍しています。二人とも故障に泣かされ続け、大山加奈は昨年引退し、栗原恵も今年パイオニアを退団しロシアのリーグに旅立ちました。二人を応援していたので寂しい限りです。

 先週は、録画したピーター・グリーナウェイの映画を十数年ぶりに観ました。「コックと泥棒、その妻と愛人」「ZOO」などは、やはり奇妙奇天烈で面白いですね。マニアックでフェティッシュなところも素敵です。グリーナウェイの映画はかつて賛否両論あったのですが、もはやそんなことは気にせず、純粋に楽しめます。まだ「数に溺れて」や「英国式庭園殺人事件」などが残っているので楽しみです。やはり録画はしておくものですね。老後は撮りためた録画で生きていけるかもしれないなと思った夏休みでした。

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