学部長便り2012年7月号

公開日 2012年09月04日

学食は楽しいなあ

 大学と言えば学生食堂ですなあ。島根大学には、第一食堂、第二食堂(一階は丼やピラフ、二階は通常食堂)の他「アセット」という喫茶店があり、計4カ所も食堂があります。しかも全て集中しているので、その日の気分でどこに行くか選べるのが最高です。他の大学では無理ですね。学食もバイキング方式が導入されたり、スイーツが充実したりと、一昔前と随分変わってきました。昔の卒業生の方は、一度来られると驚くと思いますよ。

 私もよく学生食堂を利用しますが、学生であふれかえる昼休みを微妙にはずして、のんびり食べるのが最高ですね。この前は、全国大学生協共同の九州フェアをやっていて、「皿うどん」も食べましたし、鹿児島の「鶏飯」も食べました。「鶏飯」は鶏肉などの具が載った冷や飯にダシをかけるお茶漬け風ご飯ですが、うまいですねえ。私は大好きです。

 定番メニューで好きなのは、第二食堂一階の「インディアンオム」ですね。ピラフの上にオムライスの卵を載せて、さらにドライカレーを添えるという画期的なメニューで、量も結構ありますし、お味噌汁をつけても400円程度なので、お勧めですね。そもそも第二食堂の一階は一番狭いうえに、丼物が主流なので、いつ行っても男子学生ばかりです。他の食堂が女子学生で華やかなのに比べ、ここは男の世界てな感じで、私は案外雰囲気が好きなのです。男子学生が一人で来て、注文して黙々と食べて出て行く。数人の男子学生が、数学や物理の理科系の話をしながら丼を食べる。こういった光景がここの日常です。

 さらによいのは他の食堂と違って、ここは学食のおばちゃんと学生達の日常会話が頻繁な事です。お店で言うなら、いわゆる「常連さん」なのでしょうか、「身体の具合はよくなったのか」だの「ここの野菜は地元の野菜を使ってるのか」など、カウンター越しに会話が飛び交います。この前も男子学生が「夏休みになってもバイトで忙しいから帰省はしない」と言ったところ、おばちゃんから「ちょっとでいいから親に顔見せてやらんといけんよ」と注意されていました。私はインディアンオムを頬張りながら、「ああ、いいもの見せてもらいました」としみじみ感動した次第です。

 しかし何と言っても最高なのは、大学で徹夜して朝を迎えた時に行く、学食の朝定食でしょうなあ。なんと熱いお味噌汁が無料という事もあり、格安で家庭の気分を味わえます。

最近学食に行ってないという方は、久しぶりに足を運んでみてください。

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