学部長便り2017年1・2月合併号 2月になりました

公開日 2017年02月03日

 2月になりました。毎月1回月初めを目標にしていながら,新しい年を迎えたその初っ端にこの体たらくです。日頃から学生に「事後の連絡は単なる言い訳。遅刻・欠席の連絡は直前でも良いから事前にしましょう」と指導している手前,お詫びと反省をするのみです。日本では,年の初めは年度末にあたります。昨年4月から行ってきた様々な活動を振り返り,その成果をまとめます。学生にとっては学期末試験がそれに当たります。小テストやレポートなども加えた多面的な成績評価が増えてきているので,試験だけの一発勝負は少なくなりましたが,その点数が秀優良可の判定に重要であることに変わりはありません。成果のとりまとめとして,より大きなものに卒業論文があります。4年間の学びの集大成として,1年間取り組んできた成果です。審査する教員も提出された論文を熟読した上で口頭試問に望みます。年度末は新しい年度の準備期間でもあります。国会でも新年度予算の審議が始まりましたが,大学では新年度の1年生を決める入学試験が本格化します。昨年11月に行われた推薦入試で入学の決まった方もいますが,大多数の新入生は2・3月の個別入試で決まります。2月1日午後5時に出願が締め切られ,前期日程試験,後期日程試験とも受験倍率が確定しました。高い倍率は大学にとって有難いのですが,受験生の立場からはハードルが高くなり,悲しい思いをする確率も高くなります。反面,少ない倍率では試験の意味がなくなり,大学が困ります。受験生,大学ともに歓ぶ倍率は何倍なのでしょうか?今年度の倍率は適切なものなのでしょうか?最後に。この4月にスタートする人間科学部の後期倍率が80倍を超えました。昔話で恐縮ですが,私が受験生だった頃,気象庁・気象台の専門官を養成する気象大学校の倍率が160倍を超えていたことを思い出しました。当時も新聞や雑誌で話題になった特殊な例ですが,国立大学では今回の倍率も極めて珍しいのではないでしょうか。志願された皆さん,大変でしょうが頑張って下さい。

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