舩杉 力修

舩杉 力修(フナスギ リキノブ) FUNASUGI Rikinobu

  • 教授                                                                               
  • 社会文化学科 現代社会コース
  • 大学院 社会創成専攻 人文社会コース
                                                                                      

主な研究テーマ                                                                                                                                                   

人文地理学(歴史地理学)
①近世、近代、現代の古地図の分析を通して、城下町、門前町、港町といった都市を中心に、過去の空間構造とその変化を読み解く研究を中心に行っています。
②山陰地方の港町の客船帳等を分析して、近世・近代の流通について研究しています。
③竹島を中心とした領土問題ついても研究しています。
④このほか、海図、航空図、外邦図のほか、最近のウクライナ侵攻を踏まえ、ロシア製の地図を読図し、東欧社会の特徴を授業で話しています。

担当講義

地理学から領土問題を考える(全学基礎教育)、フィールドで学ぶ「斐伊川百科」(全学基礎教育)、酒-一杯の酒から覗く学問の世界(全学基礎教育)、地理学原論、地理学調査法、歴史地理学、地誌学Ⅱ、地図学(隔年開講)、地理学実習Ⅰ、地理学実習Ⅱ、地理学演習、特別研究(地理学)、地理学特別演習A・B(大学院)、人文社会基礎論(大学院

 

受験生へのメッセージ

 山陰地方、特に島根県は、歴史的資源が多く、過去の景観を記した古地図がたくさん残っています。しかしながらこれまで体系的にほとんど研究がなされていませんでした。日本の都市は、ヨーロッパと同様に、歴史的な都市が多いため、都市の発展、将来を考えるためには、歴史的にどのように形成され、変化してきたかという歴史地理学的な視点が欠かせません。2006年度には、地理学研究室の学生とともに、附属図書館で島根県を対象とした古地図展を企画、実施しました。2019年度には山陰地方の海図の展示を実施し、山陰地方の沿岸や港町の変化を比較しました。2022年度には米国製航空図、旧ソ連製、ウクライナ製地図をもとに、ウクライナ紛争の地図展を実施し、それぞれ大きな反響がありました。また、山陰地方は歴史的資源が多いことから、歴史的資源を活用した観光地が多く存在しており、観光地の形成、発展過程を地理学の視点で研究することは、山陰地方の観光地の将来を考える上でも、重要といえます。ぜひ、地理学研究室でともに学びましょう。

 
 

自己紹介

・学歴
 1989年3月 三重県立松阪高等学校卒業
 1989年4月 筑波大学第一学群人文学類入学
 1993年3月 筑波大学第一学群人文学類卒業
 1993年4月 筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科入学
 1999年3月 筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学
・趣味
 ドライブ:長距離運転が好きです
 温泉めぐり(山陰地方の温泉をすべて制覇するのが夢です)
 旅行(最近外国旅行に行くことができず、困っています)

 

連絡先

詳細な研究者情報は島根大学教員情報検索システムのページへ