仲地 二葉

仲地 二葉(ナカチ フタバ) NAKACHI Futaba

  • 准教授
  • 法経学科 
  • 人間社会科学研究科 

主な研究テーマ

技術革新が労働過程や働き方に与える影響

担当講義

経済学入門,専門演習I(産業・イノベーション論),産業・イノベーション論特別演習,産業・イノベーション論特殊講義Ⅰ

 

受験生へのメッセージ

私は大学時代、社会問題について学ぶサークルに所属し、その活動の中で多くの場所を訪れ、様々な境遇をもつ当事者、支援者の方々にお話を聞きました。その中で過労死遺族の方にお話しを聞いたことが研究者を目指すきっかけになりました。過労死が報告されるようになったのは1970年代後半以降ですが、当時の認定基準ではほとんどの人が救済されないままでした。その後、過労死遺族と弁護士たちの活動(主に裁判闘争)をつうじて認定基準が徐々に緩和され、救済の道が開けていきました。過労死・過労自殺はいまなお深刻な社会問題の一つですが、問題を取り巻く状況は変化しています。しかし、社会制度が勝手に変わったのではなく、変化の背後にはそれを求めた人々の活動があります。現代の課題について考える際にも、歴史的な経緯を踏まえて、様々な問題について学び、考えを深めていってほしいと思います。

 
 

自己紹介

沖縄県出身です。大学(院)時代は東京で過ごしました。島根は「山陰」という名のとおり、天気が悪い日が多いと聞いていましたが、想像していたよりも天気が良く、安堵しています。島根県内はもちろん、近隣県にも出かけて中国地方の自然や文化・歴史にふれて大いに楽しみたいと思います!

 

連絡先