公務員志望者向けスタートアップセミナーを開催しました

2019年6月17日

 612日、法文学部棟2階多目的室1にて、「公務員志望者向けスタートアップセミナー」が開催されました(参加者数は約90名)。これは、現役公務員においでいただき、そのご経験を中心にお話しいただくことで、学生が公務員という仕事の実際を知り、自らの進路をより深く考える機会にしようというものです。今回のゲストは、立石小春さん(平成28年言語文化学科卒・島根県庁環境生活部スポーツ振興課)、弘中優士さん(平成22年社会文化学科卒・島根大学医学部会計課)、そして石倉舞子さん(平成30年法経学科卒・松江市役所保険年金課)。みなさん、法文学部の卒業生です。
 立石さん、石倉さんは、在学中から公務員を志望し、いわゆる地方公務員と呼ばれるお仕事をなさっております。また、弘中さんは、島根大学にお勤めではありますが、それ以前、日本学術振興会と極地研究所という、いずれも文科省が所管する独立行政法人に出向されたご経験をお持ちであるため、一般的な国立大学法人職員の枠には収まらないキャリアを形成しておられます。
 お三方は、予めご依頼させていただいた5点(「職務内容」、「公務員を目指した理由」、「なってよかったという経験談」、「学生時代に取り組んだ受験勉強」、「公務員に求められている資質・能力」)すべてについて、大変丁寧にお話しいただきました。

 特に印象深かったのは、お三方とも、資質・能力の点について、ほぼ同じお話をされていたことです。概ね、1.報告・連絡・相談を含む、同僚とのコミュニケーションをしっかり取れること、2.他人の気持ち・考えに理解を示せること、3.法規・法令を意識して仕事すること、とのことでした。公務員は、組織として、チームを組んで仕事に取り組む場面が非常に多く、情報を共有していることが大切だそうです。また、自治体での仕事は、基本的に「市民の窓口」でもあるため、相手がどのようなことを求めているのか、何に困っているのかなど、理解に努めることを重視しているとのこと。そして、その際、どのような対応をするかについては、必ず法規・法令を確認し、その範囲内で何が出来るかを考えること、ルールを守ることが大事というお話をいただきました。

 以上のようなお話の内容はもちろん、お三方ともに真摯に話されるお姿そのものが、学生たちの刺激にも励みにもなったことでしょう。学生からの質問にもお答えいただき、また、終了後も講師の方と自発的に集まった学生たちとの意見交換が引き続き行われるなど、大変有意義なセミナーとなりました。

[学生の感想]
〇立石講師
・県職員に興味を持っているので、今回実際にお話を聞くことができ良い機会でした。島根県職員といってもさまざまな課があり、県職員になれば、様々な業務に携わったり、異動によって様々な地域に行き、その地域の良さだったりたくさんの人と関わることができるメリットもあることがわかりました。
・異動というのは数年おきにあって大変だと思っていたけど、多くの人との出会いがあり、同期も多く、友達や知り合いが多いのはとてもいいことだなと思った。そういう人と人との関わりは仕事ではもちろんのこと、プライベートでも自分の支えになり、人生が豊かになると感じ少し興味が湧いた。
・異動は転職するくらい業務内容が変わるということにすこし驚きました。業務は本当に様々あって、たくさんの分野に挑戦ができるんだなと思いました。公務員に求められる資質では、人との関わりがとても大切だということがわかりました。

〇弘中講師
・公務員といっても県庁や市役所以外に様々な勤務地があり、いろんな経験をすることが出来るということが分かりました。知らなかった事ばかりで興味深かったです。試験傾向を把握する事や情報収集が重要など為になる話が聞けて良かったです。
・これまでの学生生活の中で、大学職員の方は学生センターや生協といった学生の生活に関わる場面しか見る機会がなかったため、今回のお話のように学生生活というよりも研究に近い場所での仕事も多いことがわかり、以前よりも大学職員という仕事に興味を持つようになりました。
・大学職員の採用試験の仕組みについて、知らなかったことだったので勉強になった。大学職員といっても、様々な経験をすることができるのだなと感じた。

〇石倉講師
・島根大学にきて松江市役所で住民票を移さなければならない機会があり、よく分からないことだらけで不安でしたが、とても良くしてくださったことを石倉さんのお話から思い出しました。試験のことなども詳しく説明してくださったりしてとてもありがたかったです。市民との距離が近いという市役所のやりがいはとても魅力的だと感じました。
・松江市役所に就いて1年ということで自分たちとそう年齢も変わらないけど、仕事をすることでなにか責任だったり自信だったりがつくのかなと感じた。やりがいをもつということはその仕事に真摯に向き合うことにもなるし自らの成長にもなる。人と関わっていくことは仕事には必要不可欠だし、その人たちから学んで吸収することで人としても成長できる。そんなことを改めて気づかされた。
・市役所や役場といった地域に関わる機関で就職したいという思いを持っているため、松江市の市役所での業務内容や公務員試験についてのお話を聞くことができてとても参考になりました。そして、市民との距離が近い分、相手の気持ちを理解する姿勢を持つことが重要であることが改めて理解できました。

 以上のように、一口に「公務員」と言っても、所属する機関や職種には様々なものがあることを教えていただくこととなり、「スタートアップセミナー」に相応しいご講演をいただくことができた、と考えております。
 なお、このセミナーは、昨年度よりスタートした「キャリアゲート制」の一環として位置づけられております。詳細は、下記をご覧ください。
 https://www.hobun.shimane-u.ac.jp/carrier-gate/

 

 

 

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