社会文化学科初年次教育科目「社会文化入門セミナー」フィールドワーク報告会を開催しました

公開日 2017年08月09日

 

 社会文化学科では、今年度学科改組に伴い、新たに初年次教育科目として、1年生前期に「社会文化入門セミナー」を新たに開設しました。今年度は学科の1年生54名が履修し、学科の教員5名(舩杉・出口・大日方・佐々木・及川)が授業を担当しました。授業では、学科の学問分野(社会学・地理学・文化人類学・歴史学・考古学)の紹介、学生の他己紹介、情報のインプット・アウトプットの後、受講生54名が10班に分かれて、全国有数の観光地であり、かつ全国有数の歴史的資源を有する「松江」を対象として、学科の学問分野の方法論をもとに、フィールドワークを実施しました。 

 フィールドワークのテーマは、観光(八重垣神社、松江城、玉造温泉、堀川遊覧船)、城下町松江の寺院(橋北、橋南)、小泉八雲のみた松江、松江市とアイルランドとの国際交流、松江市の文化財・文化遺産(意宇六社、城下町松江)で、観光、歴史、文化、民俗、文化財、国際交流など多岐にわたるものでした。受講生は6月上旬の土日に、班ごとに、観光客へのアンケート、市役所・博物館・寺院などへの聞き取り調査、現地調査などを実施しました。

 629日、76日、13日、20日には、フィールドワークの報告会を開催しました。学生にとっては、初めての本格的なフィールドワーク、パワーポイントを使用した発表でしたが、どの班も意欲的に取り組み、初めての調査、発表とは思えないほどレベルの高いものでした。また発表後の質疑応答も活発に行われました。

 報告会には報道関係者の取材も行われ、711日の産経新聞(山陰)「島根大生 松江・堀川遊覧船に提言 「全国唯一」アピールを」で、9班の「松江市の観光D(松江城と堀川)」の成果が、714日読売新聞(島根)「松江観光の魅力掘り起こし紹介 授業で島根大生」で、7班の「アイルランドと松江の国際交流」の成果が大きく報道されました。 

 さらに、85日のオープンキャンパスでは、受講生を代表して、4班が「松江市の観光C(玉造温泉)」を発表し、参加した高校生は熱心に聞いていました。 

 受講生がフィールドワークにおいて得た成果は、今後松江の観光戦略の立案や、松江の歴史や文化財の研究において重要な内容が入っていることから、本ホームページで、パワーポイント資料を公開することにしました。引用される場合には、出典を記すようにして下さい。 

  文責:「社会文化入門セミナー」責任者(法文学部准教授) 舩杉力修

 

1班 松江市の観光A(八重垣神社),  2班 城下町松江の寺院A(橋北), 
3班 松江市の観光B(松江城)4班 松江市の観光C(玉造温泉),
5班 小泉八雲のみた松江,   6班 城下町松江の寺院B(橋南)
7班 アイルランドと松江の国際交流, 8班 松江市の文化財・文化遺産A(意宇六社)
9班 松江市の観光D(松江城と堀川), 10班 松江市の文化財・文化遺産B(城下町松江の文化財)

 

 

 フィールドワーク(寺院境内の調査)      グループワーク(アンケートの集計、グラフ化)

 

  プレゼンテーション(発表)        プレゼンテーション(質疑応答)

 オープンキャンパスでの発表

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法文学部